自然豊かな普代村では、栗やカボチャ、サツマイモ、松茸!など秋の味覚がもりだくさんです。
一方で、秋にはちょっと困ったことも。
それは、「虫」です。
もしかしたら1年で最も家に虫が出る季節かもしれません。
今回は、秋、家屋に浸入しがちな3大Kについてご紹介します。
⛔以下、虫の画像があります。苦手な方はご注意ください!
【クモ】
夏の暑さがゆるむとやってくるのはクモです。日本に生息する種は、ほとんど無毒ではあるものの、クモの巣掃除が厄介です。クモはダニやハエなどを食べてくれるので、益虫とも言われています。「朝のクモは神様の使い」と言われるのは、クモが晴れた日の朝にだけ、巣をはるためだと言われています。
■駆除方法
大きなものは、ほうきで誘導して外に出します。クモ用スプレーは、噴射の勢いでクモがふっとぶことも😱
小さなものはティッシュでとります。逃げられやすいのでご注意を!卵を見つけたら、潰すと子グモが出てしまうので、そっと取ってビニール袋で密閉処理しましょう。
■予防法
・クモが巣をはりやすい場所があれば、スプレーしておく。
・網戸の破損がないか確認する。
・エサになる虫を寄せないようにする。
・網戸の破損がないか確認する。
・エサになる虫を寄せないようにする。
【カメムシ】
普代ではよく「へくさ」と呼ばれます。ところで普代の村の木は「エンジュ(マメ科)」ですが、このマメ科の植物はカメムシ(クサギカメムシ:茶色)の大好物なのだそうです。普代によく生えているクズも、マメ科の植物。それはカメムシをよく見るはずです。
クズ(マメ科)の葉
[普代でみられる主なカメムシ]
クサギカメムシ
オオトビサシガメ
スコットカメムシ
アオクサカメムシ
◎カメムシの害
農作物への被害、ニオイのほかに、尖ったクチで人を刺すことがあります。特に細長いオオトビサシガメには注意しましょう。オオトビサシガメは、クサギカメムシをエサとします。ニオイは弱く、動きものろい。刺されれば、アシナガバチ並みの激痛だそうです。敵か味方か、オオトビサシガメ。
■秋は冬眠のため、家に来る!
カメムシは春にも出ますが、越冬場所を求めてやってくる秋は、家屋への浸入が増えます。特に晴れた温かい日は要注意です。2ミリの隙間があれば侵入するので、網戸や窓を閉めていても入ってきます。クサギカメムシの発生は、花粉の量に比例すると言われています。春に幼虫が花粉をエサにするためです。
■駆除方法
下からペットボトルの口を近づけてポロッと中に落とします。または、ガムテープに張り付け、包んで捨てます。ガムテープは粘着力が強い布製を選ぶのがポイントです。カメムシ専用のスプレーや凍らせて殺虫するスプレーもあります。スプレーする際は、背中より腹に向けて噴射する方が効果的です。ニオイが出にくい方法は、ペットボトルかガムテープです。
《NG》
掃除機で吸い込むと、掃除機の排気がカメムシ臭になってしまいます。
■予防法
・サッシの隙間を埋める。
・梅雨から夏は、網戸や洗濯物に卵を産んでいないかチェック。
卵を見つけたらドライヤーで熱風を当て、家の外側にはじいておとす。
・9月下旬から、洗濯物や布団についていないかチェックする。
・侵入しやすい場所にカメムシ専用スプレーをする。
・蛍光灯に集まってくるので、電灯はこまめに消す。遮光カーテンを使う。
⛔以下、卵と幼虫の写真があります。
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◎カメムシの活動温度
15度以上。10度以下になるとかなり動きが鈍くなります。
サッシ掃除は、寒いときがオススメです。
◎ニオイが出てしまったら・・・
カメムシは集団で行動する生き物で、ニオイを使って仲間とやり取りしています。強いニオイは、「危険だ!逃げろ!」という合図になるので、予防になっていると考えれば少し気が楽になります。
ニオイがある分泌液は、油に溶けやすいアルデヒドが主成分です。ニオイが気になるときは食器用洗剤で洗ってみましょう。分泌液が肌に着くと、ヤケドのような症状がでることもあるので、すぐ洗剤で流してください。
【カマドウマ】
カメムシが落ち着いたころ、やってくるのがカマドウマ(俗に言う便所バッタ)です。古い呼び方の「いとど」は、秋の季語になっています。毒やニオイはありませんが、ピョンピョン跳ねまわる気味の悪いやつです。
脱衣所で壁側を向いたら、顔の真横にいる!トイレットペーパーホルダーに潜み、紙を引き出したところに乗っている!なんてことも・・・
■駆除方法
殺虫スプレーはあまり効きません。ハエたたきで叩いて取ります。カマドウマは音を頼って行動しており、目は退化しているそうです。逃げられにくい方法は、静かにハエたたきを近づけ、至近距離から一気に押すことです。
■予防法
・排水ホースのまわりなど、水回りの隙間を無くす。
・夜間は排水溝に蓋をする。
・湿気を取る。風通しを良くする。
・家の周辺に忌避剤をまく。
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