普代の定番オヤツ「サツマイモ」

 普代の定番オヤツ
「サツマイモ」
普代に来て、職場のデスクに
ホイルにくるまれた
焼き芋が配られているのを見たとき、
この上なくほっこりしました。

旭日地区老人クラブの皆さんの
石焼き芋だと思われます。
\ありがとうございます/

また
秋になると、普代のお母さんたちから「オヤツに食べて」と、
干し芋をいただくことがあります。

\これがもう、抜群に美味しいのです/

ことしは、我が家でもサツマイモを植えました。
干し芋を作ってみたいと思うのですが、
干す前に食べてしまうので、
いつまでたっても出来そうにありません。


■サツマイモ栽培

サツマイモは苗を植え付けてから収穫までおよそ4カ月かかります。収穫は霜が降りる前に行うので、入梅までには植え付ける必要があります。サツマイモは痩せた土地でも育ち、手がかからないので家庭菜園初心者にぴったり。ジャガイモと違って、連作が可能です。「むしろ連作した方が良いイモになる」と言う方もいます。収穫の1週間前にツルを切っておくと甘みが増すそうです。この方法は、霜が降りてイモが腐るのを防ぐ役割もあります。


◎服にサツマイモの汁が付いたら…

サツマイモの切り口から出る汁(ヤラピン)は、時間が経つと黒くかたまります普通に洗うだけだと、なかなか取れません。この汚れは、重曹と酸素系漂白剤を1対1で混ぜて作ったペーストを塗り、熱い蒸気を当てると薄くなってきます。※アイロンは布につけず、蒸気だけ当てます。


■残渣となるツル活用法

・肥料

土に埋めて、堆肥にできます。


・水煮


上の方から筋をとり、重曹を入れた湯で、茹でこぼせばキンピラや煮物にして食べられます。なかなか手間がかかりますね…柔らかい部分だけ選んで、筋を取らずに食べる人もいるようです。

・乾物

乾燥させれば、サツマイモでも「いもがら」と呼ばれる乾物ができます。「いもがら」は、韓国料理のナムル(甘辛く煮た茶色いやつ)として食べたことがあるかもしれませんね。戻して、煮物の具として使います。

この「いもがら」、戦国時代には縄にもなる食糧として重宝されたんだとか。


・クリスマスリースの材料

 ↑戦国時代の話なんてするから、
もう縄にしか見えませんね。
ドライフラワーを加えてみれば
兵糧感が薄れませんか…


■サツマイモの保管

収穫したら洗わずに2、3日お日様に当てて、新聞紙で包んで常温保存します。とれたてよりも、1週間くらい置いたほうが甘みが増すそうです。


■干し芋の作り方

干し芋を作るなら、品種は「紅ハルカ」がおすすめ。よく洗ってふかしたら、皮をむきます。熱いうちにスプーンなどでこすれば、簡単に皮がむけます。火傷しないように軍手や布巾で押さえて作業しましょう。

冷めてから好きな大きさ・形にカットして天日に干します。お日様に当てると、甘みが倍増!美味しそうな飴色に。最近は、野菜干しネットが100円ショップでも売られています。天気の良い日が続きそうなら、切らずに干す「丸干し」にチャレンジしてみたいです。

セミドライ(乾燥期間2~3日)の場合でも、冷凍すれば長期保存可能半解凍だと、高級アイスのようです。私のように干すまで待てない方は、日曜の朝に開店する落合産直センターで買えることもあります。


■薪ストーブで焼き芋

金属製のボウルとホイルがあれば、薪ストーブ上で焼き芋ができちゃいます。よく洗ったイモを濡れたままホイルにくるみ、薪ストーブの上に置き、金属製のボウルを被せます。(ボウルは変色しても良いものをご使用ください)トングでつかんでみて、柔らかくなったら完成です。この方法は、普代のお母さんに教わりました。

このほかネット検索してみると、炉に直接入れて作る方やダッチオーブンを使って石焼き芋にする方など、さまざまな方法が試されていて面白いです。

気になっているのが、「ホオノキ」の葉でくるんで焼くと、料亭で出てくるような高級感のある焼き芋になるという情報。飛騨地方の郷土料理・朴葉味噌と同じ要領で焼き芋をするということですね。しかし、この風味付け、子どもには不評とのこと。どんな香りなんでしょう。料亭なんて行ったことがないので皆目見当つきません。普代には同じモクレン科の山モクレンが沢山生えているので、代用できないかしらと考えたりしています。


■普代で買えるサツマイモたち

・旭日地区老人クラブの皆さんの石焼き芋(@文化祭)

ドラム缶に石を敷き詰めた本格的な窯で焼き上げます。香ばしくて、ほくほくです。
今年の文化祭で食べられなかった方は、来年はぜひ。


・上神田精肉店さんのふかし芋・紫イモのコロッケ


冬になると商店街のお肉屋さん・上神田精肉店さんでふかし芋が販売されることがあります。紫イモと栗のコロッケも人気です。

・落合産直センターの干し芋、サツマイモ

しっとり系干し芋が店頭に並ぶことも。地域の農家さん・漁師さんの商品は、あっと言う間に品薄になっていくので、開店時間(8:30)が狙い目です。

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