「だすかい」
⇒「〇〇なんだ」と断定を表す言葉
「ほんだすかい」となれば
「ほんとにねー」の意味。
普代村で読み聞かせを
行っている団体
「ほんだすかい」は、
この方言に由来します。
◇
「なんす」
⇒「〇〇なんです」と断定を表す“丁寧な”言葉
「だすかい」と似ていますが、丁寧な言い方。
普代のおばあちゃんと話していると
「そうだなんす」と相槌を打ってくれて、
なんだか温かい気持ちになります。
◇
「〇〇なため」
⇒「〇〇で」と理由を表す言葉
「だすかい」と「〇〇なため」を
使い分けられれば
普代弁上級者です。
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「〇〇だ ごとー」
⇒「〇〇だよね」という付加疑問文
「〇〇だごとー」が、断定になると
「〇〇だごった」です。
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「じゃないやい」
⇒じゃなくて
言い間違えて訂正するときの言い方。
何かを度忘れしたときによく使われます。
何かを度忘れしたときによく使われます。
◇
「せっちょうする」
⇒苦労する
語源は「せっしょう(殺生)」や
「せっかん(折檻)」
「ちょうちゃく(打擲)」
とも
言われています。
「せっちょうしなくていい」は
「苦労しなくて良いよ」という意味です。
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「はくらす」
⇒熱中症になる
語源は日射病の古い言い方の
「霍乱(かくらん)」だと言われています。
「霍乱(かくらん)」だと言われています。
◇
「やっぱだす」
⇒ヤケドする
「やっ」で「焼ける」
「ぱだ」が「肌」という
ことでしょうか・・・
ことでしょうか・・・
◇
「及ばない」
⇒追いつかない、手に負えない
「及ばない」という言葉が思い浮かぶのは
真夏にグングン伸びる雑草を刈るとき、
春にどかっと降る雪の雪かき中
でしょうか。
◇
「こちょがしい」
⇒くすぐったい
普代で生まれ育ったうちの子は
くすぐると
「こちょがしい」と言って笑います。
◇
「おさまえる」
⇒つかんでおさえる
この言葉を使うのは、
何かがグラグラして落ちそうなとき。
何かがグラグラして落ちそうなとき。
「つかんで」「おさえる」という
2つの動作が1つになった便利な言い方!
◇
「などする?」
⇒どうする?
略して「など?」だけでも使われます。
イントネーションは「な↑ど↓」。
「などだ?」になれば、「どうだ?」
イントネーションは「な↑ど↓」。
「などだ?」になれば、「どうだ?」
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「ではる」
⇒出かける
「ではってだー」は
「出掛けていないよ」という意味です。
「出掛けていないよ」という意味です。
◇
「こえー」
⇒疲れた
標準語では全く違う意味なので
間違いやすい方言です。
間違いやすい方言です。
「こわいやい」は「疲れたなぁ」。
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「せづなくなる」
⇒苦しくなる、調子を悪くする
こちらも標準語とは意味が違う言葉です。
この言葉が使われるのは
「心が苦しい」時ではなく、
この言葉が使われるのは
「心が苦しい」時ではなく、
「身体的に苦しい」時。
「なんだかせづないような面してた」は
「具合の悪そうな顔色だった」
という意味です。
因みに宮城では「せつない(せづね/しづね)」は
「やかましい」です。
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「しゃー」
⇒「あちゃー」「あぁあ」
意味は「よっしゃー」の逆。
溜息をつきたくなるようなとき使います。
普代の方に
やっちまった話を聞いて貰ったら
この感嘆詞(?)が返ってくるはず。
この感嘆詞(?)が返ってくるはず。
イントネーションは「しゃー↑」ではなく
「っしゃー↓」。
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「ねまる」
⇒休む、座る
誰かを訪ねていくと「ねまってまぁ」と
声を掛けていただくことが多いです。
声を掛けていただくことが多いです。
響きも優しく、意味も温かい言葉ですよね。
◇
「なったり」
⇒勝手にして、好きにすれば
「もう勝手にしろ(怒)」というときも
「好きなようにやれば良いんだよ」
というときにも使われます。
「好きなようにやれば良いんだよ」
というときにも使われます。
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「ごしょがやける」
⇒頭にくる
語源は仏教で死後の世界と言われる
「後生(ごしょう)」。
「後生(ごしょう)」。
「怒りに身を任せていると
来世での安楽を焼き払ってしまう」という
教説に由来するもの。
怒ったときの言葉ですが、
自らを戒める意味も入っているんですね。
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「はんかくせぇ」
⇒馬鹿らしい、愚かだ、変だ
語源は「半可(中途半端などの意味)」で
この言い方は近江商人によって、
伝わったと考えられています。
この言い方は近江商人によって、
伝わったと考えられています。
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「こつける」
⇒すねる、ふてくされる
子どもがいじけたときなどに
「こつけた」と言います。
私は宮城の出身ですが、
宮城では「むつける」と言います。
宮城では「むつける」と言います。
「むつける」は「文句つける」、
「こつける」は「小突く」が
変化したものでしょうか。
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「中ズック」
⇒上履き、上靴
普代では「上履き、上靴」のことを
「中ズック」と言います。
宮城では「ジャージ」のことを
「ジャス」と言っていました。
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「バチ」
⇒スズメバチ
「ハチ」ではなく「バチ」と濁ると、
スズメバチを指すようです。
「バチがいた」と言われたら
気を付けましょう。
「高い」「低い」
⇒高い声は「大声」、低い声は「小声」の意味
普代弁では、声の大きさを
高い低いで表します。
「高い声で話して」は「大きい声で話して」
「高い声で話すな」は
「大声で言わないでよ」ということです。
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