薪ストーブの使い方[その1:薪の準備編]

[その1:薪の準備編]

中古住宅に暮らしている我が家は、前に住んでいた方から、薪ストーブと軒下に保管された薪を引き継ぎ、よく分からないまま使い始めました。年季の入った薪は、よく燃えてあっという間になくなりました。


さぁ、どうしよう。

「木なら山ほどある!」と、雑木から薪を作ってすぐに使うという暴挙にでました。

まず、火が全く着きません。やっとこさ着いても温まらないし、ススが出て家じゅう真っ黒。目が痛くて涙が止まらない!頭が痛い!!知らないって恐ろしいことです😱


改めて薪ストーブを使うために、どんな準備が必要か調べてみました。


(今!?)


■ポイント1:含水率

薪として使用するには、よく乾燥させることが必要

 ⇒水分が多いと、、、

  ・火が着かない

  ・火が着いても温まらない(火力が上がらない為)

  ・煙突にススなどが付着しやすく、放置すれば煙突火災の原因になる

◎乾燥しやすいカット済みの薪でも、使えるまで半年~1年かかります!

 ※含水率計(木材用)で20%以下(生木の含水率は50%)

 

■ポイント2:使用量

ひと冬に使用する薪は約3トン(300束)🐘

※使用量23束/1

 ※薪ストーブの大きさ、木の種類、炊き方、家の広さ等で使用量は変わります。

  あくまで目安としてお考えください。

 

〈薪に関する単位〉

束=ひも等で束ねた状態の薪で、長さ3645cm・直径22.5cm程度

棚=1.5m×1.5m(約50束分)が一般的

※いずれも業者や地域によって異なります。


【薪の入手形態と入手先】

〈ご注意〉購入する際は、薪ストーブに入る長さを先に調べましょう。

□薪=すぐ使用できる長さ、太さになっている。

 ⇒燃料店、ホームセンター、薪ストーブショップ等

 

□薪材(玉切り材)=原木がある程度の長さに玉切りされたもの。

 ⇒材木店、製材所、工務店等

 

□原木=立ち木を切り出したもの。

 チェーンソーで切って、割り、乾燥させる必要があります。

 ⇒林業家、森林組合、果樹園農家等

 

■ポイント3:薪の種類

大きく「広葉樹」と「針葉樹」に分けられます。

それぞれの長所と短所を理解して準備しましょう。

 

〈広葉樹〉

ミズナラ、コナラ、クヌギ、アカシア、ブナ、カキ、ニレ、クスノキ、サクラ、リンゴ、カシ、ケヤキ等

〇長所=ゆっくり燃えてもちが良い。

〇短所=硬いので薪割りが大変。火が着きにくい。

※広葉樹でもカバは柔らかく、燃えやすい。

 

〈針葉樹〉

カラマツ、アカマツ、スギ、ヒノキ等

〇長所=切ったり割ったりしやすい。火が着きやすい。よく燃える。

〇短所=消費が早い。温度が上がり過ぎる(ストーブの破損につながる)。ヤニが多い。

 

《使用を避けるもの》

〇乾燥が十分でない薪=ススやヤニが出て不完全燃焼や煙突のつまり、煙突火災の原因に。

〇集合材やベニヤなどの建材=煙突に接着材が付き、塗料はニオイの原因になります。

〇ウルシ、キョウチクトウ=有毒の煙が出ます🙏

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